除塵だけのロボットと、洗浄もできるマルチなロボット、どちらがいい?
~清掃ロボットの選び方、目的で変わるベストチョイス~
日々の清掃作業を効率化する清掃ロボット。導入を検討する際に、多くのお客様が迷われるのが「除塵専用タイプ」と「除塵+洗浄のマルチタイプ」のどちらを選ぶべきかという点です。
このコラムでは、それぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、選び方のポイントをご紹介します。
- 目次
- 1. 除塵専用ロボットの特徴
- 2. 除塵+洗浄のマルチロボットの特徴
- 3. どう選べばいい?目的別おすすめ
- 4. まとめ
1. 除塵専用ロボットの特徴
主に「ホコリ・ゴミの吸引」に特化したロボットで、カーペットやフローリングの乾式清掃を担います。シンプルで扱いやすいのが魅力です。
メリット
- 導入コストを抑えやすい
比較的構造が単純なため、本体価格が抑えられており、ランニングコスト(バッテリー・フィルター交換など)も安価な場合が多いです。
- 稼働が安定しやすい
吸引機能に特化している分、誤作動や水回りトラブルが起きにくく、安定した清掃性能を発揮します。
- 軽量&コンパクト設計
多くのモデルが軽量で取り回しがしやすく、エレベーターのない現場や狭小スペースにも対応可能です。
デメリット
- 汚れを「拭く」「落とす」ことはできない
油汚れやこびりつき、液体の汚れには非対応。床面に残る菌やシミには弱く、清掃の「仕上げ感」に欠ける場面も。
- 業種や現場によっては不十分
飲食店・医療機関・食品工場など、より高い衛生基準が求められる現場では、除塵のみでは清掃品質が不十分な場合もあります。
2. 除塵+洗浄のマルチロボットの特徴
マルチタイプの清掃ロボットは、吸引掃除(除塵)と同時に、床面の水拭き・洗浄・汚水回収などを自動で行える高機能モデルです。中には自動で洗剤噴射やブラッシングが可能なタイプもあり、広範囲を短時間で清潔に保つことができます。
メリット
- 一台で完結する
除塵から洗浄までを自動で行うため、清掃品質が高く、定期清掃後の美観を維持しやすい。
- 清掃後の仕上がりが高い
施設の第一印象を大事にする業態(店舗、ショールーム、オフィスビルなど)に特に効果的。定期的な床洗浄業者に頼る回数を減らすことも可能です。
- 人件費・作業時間の削減
複数工程を自動化するため、夜間や無人時間帯の清掃にも向いており、清掃スタッフの負担軽減につながります。
デメリット
- 初期導入コストが高め
複数の機能を搭載している分、機械本体価格が高額になる傾向にあります。また、消耗品や定期点検にかかる費用も見込む必要があります。
- 操作・メンテナンスがやや複雑
水や洗剤の補充、汚水の処理、センサーの点検など、管理工数が増える場合があります。導入後の教育・マニュアル整備も重要です。
- 一部の床材には不向きなことも
水を使用するため、木質系の床やカーペット、電源設備周辺などは対応できないケースもあります。
3. どう選べばいい?目的別おすすめ
清掃現場の特徴 | 推奨タイプ | 理由 |
小規模オフィス(ホコリ・紙くず中心) | 除塵専用ロボット | 手軽に導入でき、コストパフォーマンスに優れる |
飲食店・カフェ(食べこぼし・床汚れあり) | マルチ清掃ロボット | 洗浄力が求められるため。夜間清掃も有効 |
医療・福祉施設 | マルチ清掃ロボット | 感染対策の一環として、除菌・洗浄が重要 |
商業施設の通路など広い空間 | マルチ清掃ロボット | 一台で効率的に広範囲をカバーできる |
日々の予算制限が厳しい現場 | 除塵専用ロボット | 維持コストが低く、最小限の機能で十分 |
4. まとめ:最適な一台を選ぶには?
清掃ロボットを選ぶ際には、「清掃の目的」「床材の種類」「求める衛生レベル」「コストバランス」を明確にすることが成功の鍵です。除塵ロボットとマルチタイプロボットには、それぞれ得意な現場と使いどころがあります。
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